好景気の時に大企業がやったこと

日本株式会社と呼ばれた時代、今でも多分にその傾向は大きいのですが

仕事に上流と下流が存在して、下流ほどリスクを担保しないといけない。

企業の大きさによって社会的地位が高く仕事の質も高い。

その内容は、お上の近くにいる事で序列が決するという構図です。

僕も、霞が関にご用聞きで伺った事もありました。そうしないと仕事が回らないからです。

外郭団体→業界団体→企業 このルールを乱すと「後ろ盾もないのに」コテンパンに仕事を壊されてしまいます。

とある企業の横柄な態度

以前、チリの「うに」を購入したく企業に取引を申し込んだところ

「そんなんじゃダメですよ!」

弊社の付き合いのある問屋の規模ではダメだと言う。終始横柄。

デリカシーに欠ける対応に腹が立ちほったらかしていました。

最近、うにの会社、聞かないなぁと思ったら会社が潰れていました。

乱獲による不漁で会社を維持できなくなった。規模の大きさを求めるあまり自滅したケースです。

http://www.tsukiji.or.jp/forbiz/sengyo/2013/10/aacaaaae.html

同じようなケースで「売り上げを伸ばしたために潰れた会社」は身近にも存在しています。

昔のやり方で売り上げを伸ばしても継続は難しいのです。

リスクをヘッジする仕組みは終わろうとしている

仕事の上流が威張り、一次、二次、問屋に威張って、小売店、消費者に行きつく。

そんなリスクを分担するしくみは瓦解しようとしています。

携帯端末で最安値が瞬時に解るのです。業界安値を謳った量販店ですら無店舗販売店に負けてしまう。

無理に無理を重ねた赤字は累積。僕が株を持っていたコジマ電気は買収されてしまったのです。

人柄が何よりも大事

会社の規模を振りかざして問屋や小売店に横柄な態度をする業者。

ものすごいロッドで問屋も商品がやってくるので大変です。余ってしまった場合、なんと担当者が商品を購入するそうです。売り上げを背負わされ、余り物を押し付けられ、優秀な人達はその問屋からいなくなってしまいました。

昨日、久しぶりに横柄極まりない業者に会いましたが彼らはそんな問屋を良しとして、リスクを押し付けています。

逆に言いなりにならない問屋はダメだと言うのです。

不景気にも意味がある

安さを武器に大量ロッドで生産する時代は瓦解しつつあります。

大量に作り続けないと安さも会社も維持できないからです。

無理を聞いてくれる従順な会社にリスクを押し付けます。

それを従業員に押しつけ、客におしつけ。

会社の上司が傲慢なのも無理をしているから、会社の担当者が無愛想で横柄なのも頷けます。

でも、今は消費者は選べるのです。

安いから買ったものにファンは付くのでしょうか?

物を買っただけの関係性で良いのでしょうか?

安心や安全は誰が説明するのですか?

過去形で仕事をしている会社は不幸を生産している。

そう断言しても良いと思います。

No responses yet

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です